2008/11/20 (Thu)
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‘Good night’
「 定春 おやすみ 」
「 銀ちゃん おやすみ 」
寝巻き姿の彼女は、毎晩そう言ってこの部屋の住人に就寝の挨拶をしてまわる。いつもの言葉のあと、決まって頬に軽く唇をあてる仕草をするのも、その一つだ。それを一人と一匹に分け隔てなくする。一人の方も一匹の方も、「おう」とか「わん」とか言うだけでされるようにするのが習慣、いつもの光景だ。時たまに新八が泊まりに来ると、その時にはいつもの挨拶に「新八おやすみ」という言葉が加わるだけで、キスは誰にもしない。前にやろうとしてひどく嫌がられたらしい。まだ多感な時期な上にモテない新八には、そういう挨拶をされるのも傍から見るのも、意識しないのは難しいのだろう。
その日の夜も、まだせっけんの匂いのする彼女がぼくを抱きしめて言った。
「 定春 おやすみ ・・・・ 銀ちゃんはまたどっかで飲んでるアルか。きっとまたマダオと一緒ネ。酒臭いのが帰って来る前にさっさと寝てしまうアル 」
「 わん! 」
あくびをしながら狭い寝室にもぐり込もうとしているところへ、耳慣れた足音。階段から玄関の扉が引かれるまで、彼女はその間じっと動かずまっくらな玄関に視線を送っていた。
ガラッ
「 ただいま銀さんが 帰ってきましたよー っと 」
外の冷えた空気と共にくたびれた酔っ払い、もとい家主がご帰宅された。押入れの上段に片足をかけたまま停止していたはずの彼女は玄関に向かって歩きだしていた。
「 寒い 」
「 ちょっと冷たくないソレ神楽ちゃんー 優しく『おかえり』 とか言ってくんねーのぉ? 」
「 うっさいヨッパライ 」
「 っかったよー 閉めりゃいいんだろが閉めりゃぁ 」
ガラッガッ
「 ったく最近建てつけ悪りぃんだよな玄関、 つーかもう家全体?ぜってー傾いてる あ、そうだ パチンコ玉だ パチンコ玉転がしてみよう 」
後ろ手で閉めようとしてつっかえた引き戸にぼやく銀時の口調は、酔っているせいか力が抜けている。
「 銀ちゃん 」
「 んー? 」
今まさに引き戸との格闘に勝利した銀時を強引に振り向かせると、彼女が顔を近づけた。
「 おやすみ 」
「 ・・・・ 場所が違うぞ、 いつもと 」
「 酔ってるから ちょっとくらいいつもと違うことしてもいいかなって 思ったアル 」
「 ふーん じゃ、俺も 」
一瞬銀時が楽しそうに笑って、彼女の洗い立ての髪をくしゃくしゃっとかき混ぜた。それから少し屈んで。
「 神楽 おやすみ 」
「 お、 定春も、 おやすみ 」
「 わん。 」
__________end
:あにたま
ここ数話の銀の字は顔面が随分とイケすぎじゃないのか
Yシャツ+ネクタイ効果?にしても、あんまし綺麗なのも銀ちゃんじゃないのですよコレ/うっさい
でもまぁ大好きだけどね!
余裕のない感じとか超そそるけどね!
恒例の提供画面の独り言みて、歌かぁーそれはアレだわ、杉サマがんば!とか余計なこと思ってた。
しかし観てみりゃ なるほど銀さんならそうなるか!と納得。素晴らしい歌でした。ほんとに。
あらら 神楽憑依は次週持ち越しか。声はどうなるんだ。是非とも杉サマで。そして自由にやってもらいたい。
兄銀は 酒飲みながら観るとめっさ楽しい。
勿論シラフでも十分に楽しいが。
*
まだまだ強化すっぜ銀神。
具体的なことはご想像におまかせします。↓
ここ数話の銀の字は顔面が随分とイケすぎじゃないのか
Yシャツ+ネクタイ効果?にしても、あんまし綺麗なのも銀ちゃんじゃないのですよコレ/うっさい
でもまぁ大好きだけどね!
余裕のない感じとか超そそるけどね!
恒例の提供画面の独り言みて、歌かぁーそれはアレだわ、杉サマがんば!とか余計なこと思ってた。
しかし観てみりゃ なるほど銀さんならそうなるか!と納得。素晴らしい歌でした。ほんとに。
あらら 神楽憑依は次週持ち越しか。声はどうなるんだ。是非とも杉サマで。そして自由にやってもらいたい。
兄銀は 酒飲みながら観るとめっさ楽しい。
勿論シラフでも十分に楽しいが。
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まだまだ強化すっぜ銀神。
具体的なことはご想像におまかせします。↓
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‘Good night’
「 定春 おやすみ 」
「 銀ちゃん おやすみ 」
寝巻き姿の彼女は、毎晩そう言ってこの部屋の住人に就寝の挨拶をしてまわる。いつもの言葉のあと、決まって頬に軽く唇をあてる仕草をするのも、その一つだ。それを一人と一匹に分け隔てなくする。一人の方も一匹の方も、「おう」とか「わん」とか言うだけでされるようにするのが習慣、いつもの光景だ。時たまに新八が泊まりに来ると、その時にはいつもの挨拶に「新八おやすみ」という言葉が加わるだけで、キスは誰にもしない。前にやろうとしてひどく嫌がられたらしい。まだ多感な時期な上にモテない新八には、そういう挨拶をされるのも傍から見るのも、意識しないのは難しいのだろう。
その日の夜も、まだせっけんの匂いのする彼女がぼくを抱きしめて言った。
「 定春 おやすみ ・・・・ 銀ちゃんはまたどっかで飲んでるアルか。きっとまたマダオと一緒ネ。酒臭いのが帰って来る前にさっさと寝てしまうアル 」
「 わん! 」
あくびをしながら狭い寝室にもぐり込もうとしているところへ、耳慣れた足音。階段から玄関の扉が引かれるまで、彼女はその間じっと動かずまっくらな玄関に視線を送っていた。
ガラッ
「 ただいま銀さんが 帰ってきましたよー っと 」
外の冷えた空気と共にくたびれた酔っ払い、もとい家主がご帰宅された。押入れの上段に片足をかけたまま停止していたはずの彼女は玄関に向かって歩きだしていた。
「 寒い 」
「 ちょっと冷たくないソレ神楽ちゃんー 優しく『おかえり』 とか言ってくんねーのぉ? 」
「 うっさいヨッパライ 」
「 っかったよー 閉めりゃいいんだろが閉めりゃぁ 」
ガラッガッ
「 ったく最近建てつけ悪りぃんだよな玄関、 つーかもう家全体?ぜってー傾いてる あ、そうだ パチンコ玉だ パチンコ玉転がしてみよう 」
後ろ手で閉めようとしてつっかえた引き戸にぼやく銀時の口調は、酔っているせいか力が抜けている。
「 銀ちゃん 」
「 んー? 」
今まさに引き戸との格闘に勝利した銀時を強引に振り向かせると、彼女が顔を近づけた。
「 おやすみ 」
「 ・・・・ 場所が違うぞ、 いつもと 」
「 酔ってるから ちょっとくらいいつもと違うことしてもいいかなって 思ったアル 」
「 ふーん じゃ、俺も 」
一瞬銀時が楽しそうに笑って、彼女の洗い立ての髪をくしゃくしゃっとかき混ぜた。それから少し屈んで。
「 神楽 おやすみ 」
「 お、 定春も、 おやすみ 」
「 わん。 」
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